左官部門

塗り壁の重要性

最近、TVや新聞でよくとり上げられている「シックハウス症候群」
皆さん、シックハウス症候群がどういうものかご存知ですか?   
新築・改築の家に入った時などに、ツーンと鼻をつく匂いや、
目がチカチカしたり、のどが痛くなったりという経験はありませんか?
まさにこれが「シックハウス症候群」あるいは「新築病」といわれるものです。

シックハウス症候群が起こる原因

最近の住宅は、昔ながらの和風住宅に比べて極端に気密化が
進み自然換気が困難になっています。
そこに住宅建材や内装材などから有害物質が発生して、それを私たちが
体内に取り込んでしまう事が原因の1つとみられています。
この有害物質の中でも、最も人体に与える影響が大きいものが
ホルムアルデヒド(※1) という物質です。
また、結露(室内で外の冷たい空気で冷やされた窓や壁に空気中の
水蒸気が水滴となり付着する事。)するとカビ・ダニの発生の原因となります。
カビ・ダニの発生は、室内の空気が汚れぜん息やアトピー性皮膚炎や
アレルギーを引き起こすことにもなります。

(※1)ホルムアルデヒド
住宅建材の合板材や壁紙の接着剤・塗料 防腐剤などから発生する発がん性の疑われているホルマリンの気化ガス の事で劇物にも指定されています。この物質は無色透明の刺激臭で濃度によっては、目・のどの痛み頭痛・吐き気・
アトピー性皮膚炎の悪化など健康に悪影響を与えます。また、精神的にもイライラや不安などの症状が出ることもあります。

シックハウス症候群を防ぐ塗り壁

シックハウス症候群を防ぐには、とにかく換気をよくするという事が大事です。しかし近年では、自然換気が困難な住宅が増え、気密性が高まりそこに発生した有害物質は行き場がなくなります。換気をすると有害物質は逃げていきます。
ということは、有害物質が発生しない住宅を作ればいいということで・・・
そこで、私たち左官屋が塗る壁が注目されはじめました。
自然素材を使っているので、有害物質を発生させる物質を含みません。室内で、有害物質を発生させないということは、「シックハウス症候群」が起ることもないということです。



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